サステナ×キャリア
共育プロジェクト
~Think Sustainability, Think Your Career~
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「サステナ×キャリア共育プロジェクト」は、千葉大学環境ISO学生委員会の顧問の岡山咲子講師と株式会社ブレーンセンターが、2025年7月に本格スタートさせた「サステナビリティ」をテーマとした連携プロジェクトです。
本プロジェクトは、学生と企業(社会)との接点を創出・強化し、持続可能な社会の実現に向けて、環境問題や社会課題の解決に取り組む、次世代サステナビリティ人材の育成を目指す取り組みです。
近年、企業活動において環境・社会課題への対応がますます重要視される中、大学教育においても「サステナビリティ」を軸とした学びの機会が求められています。本プロジェクトでは、講義、統合報告書を活用したワークショップ、レビューなど多面的な学びの場を通じて、学生が企業の現場や課題に触れ、ビジネス社会とキャリア形成への理解を深めることを目的としています。
千葉大学では20年以上にわたり、教育の一環として学生主体の環境マネジメントシステム運用を実施してきました。2024年度には全学副専攻プログラム「環境サステナビリティ実践学」を新設。必修科目として「企業における環境サステナビリティ」を開講するなど、この分野の教育を一層充実させています。さらに2025年度には、一般財団法人三菱みらい育成財団が主催する「21世紀型教養教育プログラム」の助成対象として、「予測不可能な時代の環境課題解決人材育成プログラム」が採択されました。社会で活躍できる実践型の「環境課題解決人材」の育成・輩出を目指すとともに、その教育ノウハウの国内外への展開を進めています。
株式会社ブレーンセンターは、ディスクロージャー領域をはじめとする企業コミュニケーション支援に50年以上携わり、サステナビリティ分野においても25年以上の実績を有します。これまでに培ってきたノウハウやネットワークを活かして、学生と企業をつなぐ活動を支援していきます。
パンフレット
本プロジェクトでは、多様な企画を通じて、学生が企業とともに学び、考え、発信する機会を提供します。
【学びの提供】 企業におけるサステナビリティに関する講演
企業経営におけるサステナビリティの重要性について講演・セッションを実施。学生が社会や企業を見る視野を広げ、最前線の知見を学びます。
講演の様子
【機会の提供】 企業の統合報告書レビュー企画
持続的成長に向けたビジョン・戦略が記載されている統合報告書を題材として企業研究を行い、その成果を学生が企業へフィードバック。企業との双方向の学びを促進します。
統合報告書レクチャー
【社会との接点提供】 企業インタビュー企画への学生参加
Webメディア「Perspectives」において、社会課題に取り組む企業へのインタビューに学生が参加。ビジネスパーソンとの対話や、記事・編集後記の執筆を通じて、企業理解を深め発信力を養います。
また、学生が企業の現場を訪問し、サステナビリティの取り組みを実際に見て学ぶプログラム「サステナブル・スタディ・ツアー(SST)」も実施します。
掲載記事
【キャリア視点の提供】 統合報告書を活用した企業研究講座
統合報告書を読み解く力を養う講義・ワークショップ・ビジネスパーソンとの対話を通じて、学生に企業のサステナビリティ経営を分析・評価する力を育成。キャリア形成や職業選択の視野を広げます。
企業研究講座
【実践ノウハウの提供】 統合報告書の専門家としての知識の提供
千葉大学では学生が主体となって「千葉大学サステナビリティレポート」を作成しています。ブレーンセンターが専門家としてのアドバイスや第三者意見を提供することで、実践的な知識とスキルの習得を支援します。
【社会との接点提供】
4月:Webメディア「Perspectives」の企業インタビューに学生が参加 記事はこちら
【機会の提供】
6月:学生に統合報告書の読み解き方を教えるレクチャーを実施。実際にエンターテイメント会社の統合報告書のレビューを作成し、企業へフィードバック。
【実践ノウハウの提供】
8月:千葉大学サステナビリティレポートの意見交換会に平石社長が参加。
【学びの提供】
10月:平石社長による講演を、「企業における環境サステナビリティ」科目において実施
【キャリア視点の提供】
12~1月:統合報告書を題材にした実践型授業を実施
【その他】
1月: 協同で学生と企業に対するサステナビリティ意識アンケート調査を実施
【機会の提供】
2月: 学生が企業のサステナビリティブックを読み、求職者目線でのフィードバックを実施。
2025.11.03 @DIME もはや「安定」だけでは採用できない?いま企業が持つべき「サステナ視点」とは
2025.10.31 日刊工業新聞 「企業と接点 学生を課題解決人材に サステナ×キャリア共育」
2026.1/5・20 新エネルギー新報 No.338 「統合報告書などを用いたサステナビリティ教育通じ人材育成注力」
学生が企業のサステナブル経営の現場を訪問し、「社会課題 × ビジネス × キャリア」を実践的に学ぶプログラムです。
「サステナビリティを“学ぶ”から“働く視点で理解する”へ」をテーマに、学生の、サステナビリティの実務的理解の深化、社会課題とビジネスの関係性の理解、将来のキャリア形成に対する具体的なイメージの獲得を目指します。
事前学習 → 現地訪問 → 振り返り・レポート → フィードバック という流れで実施し、単なる見学ではなく、学修として設計されたプログラムになっています。
2025年7月6日、千葉エコ・エネルギー社が手がける営農型太陽光発電の現場を、10名の学生が視察しました。農業と発電を同時に行う「営農型太陽光発電」は、本当に持続可能な仕組みなのか――。事前には期待と同時に違和感も抱いていましたが、実際にパネルの下に立ち、作物や設備を目の当たりにすることで、その可能性と課題の両方が見えてきました。学生の率直な視点から、現場で感じたリアルをお伝えします。
2026年2月6日、JERA Nex bp Japan合同会社の本社を6名の学生が訪問しました。再生可能エネルギー事業の取り組みや社会人としての働き方についてお話を伺いました。
今回の訪問を通して、エネルギー企業がどのようにサステナビリティに取り組んでいるのかを知るとともに、「働くこと」についても改めて考える機会になりました。
2026年2月19日、伊藤忠のマンションブランド「CREVIA」を体感できる、「ギャラリークレヴィア有楽町イトシア」に、10名の学生が訪問しました。
正直に言うと、訪問前は「不動産会社=マンションを建てて販売する会社」というイメージしか持っていませんでした。サステナビリティへの取り組みも、脱炭素や3Rといった環境面が中心なのだろうと思っていました。しかし、今回の訪問でその考えは大きく変わりました。
2026年2月2日、千葉エコ・エネルギー株式会社および株式会社つなぐファームのご協力のもと、19名の学生が営農型太陽光発電の圃場を見学し、設備や作物の生育状況を視察しました。現場での試行錯誤や技術の進化について学び、再生可能エネルギーと農業の両立の実態に触れました。その後のワークショップや対話を通じて、社会課題と自身のキャリアを結びつけて考える機会となりました。
2026年3月12日~13日にかけて、学生3名が佐賀県唐津市を訪れました。株式会社レノバの唐津バイオマス発電所において、木質バイオマスをつかって発電する設備の内容と、地域住民とのコミュニケーションの状況などについて伺いました。また、唐津市役所ヒアリングでは、環境課と新エネルギー産業課の職員の方より、ゼロカーボンシティ宣言やネイチャーポジティブ宣言を踏まえた、新エネルギー政策について伺いました。
企業側は意欲の高い学生との接点を通じて採用・ブランディングを強化し、自社の取り組みへの理解促進や広報発信につなげることができます。また、学生レポートを通じたフィードバックや次世代の価値観の把握が可能となるほか、教育支援による社会貢献にも寄与します。ご興味ある企業様がおられましたらお気軽にご連絡ください。
学生と企業は「サステナビリティとキャリア」をどう捉えているのか?
本プロジェクトの一環として、2026年に大学生と企業に対してそれぞれ意識調査を実施しました。
調査の結果、学生の約9割がサステナビリティや社会課題に関心を持っていることが明らかになりました。
また、約8割が就職先選びにおいて企業の社会課題への取り組みを重視しており、キャリア観にも影響を与えていることが示されました。
一方で、統合報告書については関心が高いものの、「難しそう」「分量が多い」といった理由から十分に活用されていない実態も明らかになりました。
さらに、サステナビリティに関する学びや経験は、約96%の学生がキャリア形成に役立つと認識しており、価値観や視野の形成に寄与していることが分かりました。
企業側でも、約94%が「環境課題解決人材」の必要性を認識しており、今後の人材像として期待が高まっています。
一方で、企業が求める実行力と、学生の価値観との間にはギャップも見られました。
本調査は、教育・キャリア・企業をつなぐ新たな課題と可能性を示すものとなっています。