TOP > 学生主体のEMS > 環境・エネルギー方針 RE100長期ビジョン
わたしたち人類は、産業革命以来、大量の資源エネルギーを用いてその活動を発展させてきました。その結果、地球の温暖化、化学物質汚染、生物多様性の減少など、さまざまな環境問題に直面しています。まさに、人間活動からの環境への負荷によって人類の存続の基盤となる環境がおびやかされています。
また、国連サミットで採択された持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けて、だれひとり取り残さないという考え方のもとで、環境・社会・経済の課題を同時に解決する努力を続ける必要があります。われわれは、こうした世界の現状及び将来に対して、英知を結集させ、教育・研究機関として行動し、社会に貢献していきます。
このため、とくに次の事項を推進していきます。
文系と理系の知恵を集積し、また附属学校と連携し、総合大学としての特長を活かした環境教育と研究の実践を進めます。
省エネルギー・省資源、資源の循環利用、グリーン購入を推進し、構内の緑を保全します。また、化学物質の安全管理を徹底し、汚染を予防します。これらにより環境負荷の少ない緑豊かなキャンパスを実現します。とくに、環境・エネルギーに関連する法規制や千葉大学が同意する環境に関する要求事項を理解し、遵守します。
環境・エネルギーマネジメントシステムの構築と運用は学生の主体的な参加によって実施します。また、学生による自主的な環境活動を推奨し、多様な環境プログラムが実施されるキャンパスを目指します。
環境・エネルギーマネジメントシステムを、地域の意見を反映させながら、地域社会に開かれた形で実施していきます。
国立大学の中で全国トップ水準のエネルギー効率を維持し、継続的に改善していきます。また、エネルギーパフォーマンス改善に繋がる製品やサービスの調達、施設の設計を支援します。
千葉大学では、この環境・エネルギー方針に基づき目標を設定し、その実現に向けて行動するとともに、行動の状況を監査して環境・エネルギーマネジメントシステムを見直します。これにより、継続的にシステムの改善を図ります。
また、この環境・エネルギー方針は文書化し、千葉大学の教職員、学生、常駐する関連業者などの関係者に周知するとともに、文書やウェブサイトを用いて一般の人に公開します。
2004年4月1日制定
2008年4月1日改定
2013年7月24日改定
2019年4月1日改定
千葉大学長 横手幸太郎
千葉大学は2020年9月、『千葉大学サステナビリティレポート2020』にて、長期ビジョンを宣言しました。
“千葉大学は2040年までにRE100達成を目指します”
地球温暖化対策の国際的潮流であるパリ協定や日本政府の「2050年カーボンニュートラル宣言」に先駆け、温室効果ガス削減と化石燃料依存の低減を進め、大学の社会的責任を果たします。RE100(Renewable Energy 100%)とは使用電力の100%を再生可能エネルギーで賄うことです。
これまでにISO14001・ISO50001※1を活用した省エネを進め、2004年度比で総エネルギー投入量を9.1%削減(2019年度時点)、さらなる脱炭素化を目指してZEB※2化や再エネ設備の導入を拡充します。不足分は外部調達を含め、学内のすべての電力を再生可能エネルギーで賄います。現在、「RE100企画推進委員会」が具体的なロードマップを検討し、2040年の目標達成に向けて全学で取り組みを加速しています。
※1 ISO14001:環境マネジメントシステムの国際規格、ISO50001:エネルギーマネジメントシステムの国際規格
※2 ZEB(ゼロ・エネルギー・ビルディング):快適な室内環境を実現しながら、建物で消費するエネルギーの収支をゼロにすることを目指した建物のこと
2025年5月30日、千葉大学は国立大学法人として初めて、再生可能エネルギーの環境価値のみを購入しました。
千葉市内の水田に設置された営農型太陽光発電設備で発電された電気の環境価値を、既存の電力供給契約を変更することなく、バーチャルPPAサービスを通じて、2025年5月30日から8月31日までの期間限定で購入しました。
この取り組みは、RE100達成に向けた実績の一つとして、今後の戦略に活かされます。